斜め屋敷の犯罪の奇妙な世界にのめり込みました

ミステリー界の重鎮、島田壮司さんの斜め屋敷の犯罪という作品はトリックがものすごく考えられています。斜めに建てられた奇妙奇天烈な館で密室殺人が起こるのですが、どう考えても犯人足りえる人がいないのです。みんなそれぞれにアリバイがあって、誰も殺す... 続きを読む

涙する物語『桜風堂ものがたり』

村山早紀著の『桜風堂ものがたり』。 序章で登場する捨てられた三毛の子猫アリスの話で心が物語に持っていかれました。 けれど、この物語は猫の話ではありません。 書店員の物語です。 銀河堂書店で起きた万引き事件が思わぬ事態に発展するのです。 万引... 続きを読む

ジャンルがよく分からない常識外れの実験的経験

森博嗣さんの実験的経験は、ジャンルに当てはめるのが難しい種類の作品です。小説でありエッセイであり、あるいはどれでもないという感じで、今までに読んだことがないタイプでした。いろんなものをごちゃまぜにした作品で、一歩間違えれば駄作になってしまう... 続きを読む

川の底からこんにちは

もうちょっとふざけたトーンの強い作品かと思って油断していたのですが..何気に傑作でした。 「SRサイタマノラッパー」と同じく、2000年代の映画として”ダメになっている日本”を扱い、そこで生きるひとの在り方を検討する一助にはなる、作品だと思... 続きを読む